釉薬の奏でる風合い『陶器の立水栓と水鉢』
陶器といえば、土を練り、ロクロをひいて、器の形をつくっていく。土、泥のイメージですね。
陶器をつくる方法は、他にもあります。型に泥を流し込んで、その泥を型から抜きます。すると、型の内側に、薄く泥が残ります。この繰り返しで、泥の層が型に合わせてできあがり。乾燥すると、自然に泥が型から剥がれて隙間ができます。ここで、型を外して、窯で焼きます。量産の陶器のものは、この方法が多いのですね。複雑な形や幾何的な形まで、つくることができます。
写真の水栓柱は、陶器でつくられたもの。3本の四角い柱が立っています。「陶器の立水栓と水鉢」です。とても柔らかな風合いがでていますね。陶器ならではの表情です。
陶器の仕上げは、釉薬をかけて色をだすものと、かけない仕上げがあります。写真のカラーは、無釉。かけていないものですので、土と火の表情が自然にでています。他にも黒釉、織部、白釉、あめ釉とカラーバリエーションもありますよ。
75mm角の四角柱。高さは900mm。水鉢は、ロクロで仕上げた手づくり。仕上げは柱と同じ無釉です。直径400mm、高さ150mmです。
和モダンなエクステリア・スタイリングのお庭に、お勧めのコーディネートです。