12月も半場を過ぎました。街も家もクリスマスのイルミネーションが出揃ったように煌めいてますね。
このシーズンに欠かせないのが、「ポインセチア」ですね。クリスマスの必需品。真っ赤な葉が特徴です。
ポインセチアをよく見ると、赤い葉っぱの中央に丸いツブツブがあります。この茎の先端につくツブツブが花なんですね。花には花びらがなく、花のすぐ下についている葉っぱが赤く染まります。一種の紅葉で、花屋さんの店頭に並ぶのは、クリスマスに合わせて、意図的に紅葉させる処理をしたものです。
なぜ、クリスマスに登場するのか?それは、葉の明さは「キリストの血」の象徴とされ、原産国のメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれるほどキリスト教に関わりが深いんですね。
ポインセチアという名前の由来ですが、アメリカ合衆国から派遣された初代メキシコ公使「J・R・ポインセット」さんの名前に由来しています。和名は、猩々木(ショウジョウボク)。伝説上の動物である猩々は、大酒飲みで顔が真っ赤。葉っぱの赤さと猩々の赤い顔が似ていることから名付けられたそうです。
花言葉は、「私は燃えている」「祝福する」です。
クリスマスツリーの横に、是非、飾ってください。
------------------------------------トウダイグサ科 ポインセチア 別名 ショウジョウボク。メキシコを中心に中央アメリカに分布する熱帯性の低木。樹高は30cm~5mまで。明治時代中頃に日本に渡来。品種改良は、アメリカで20世紀前半始まり、ドイツ、ノルウェーでも育種が進む。現在でも新しい品種が作られ、色や形、大きさだけでなく、落葉しにくい、茎が折れにくいなどの利点を持った品種もある。