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スタッフブログ

2013年12月記事リスト

厳しい環境に強い「縁紅弁慶(ふちべにべんけい)」

kanenonaruki.jpg


12月です。寒さも増して冬らしくなっています。2013年も残すところ1ヶ月ですね。


今年はどんな年でしたか?師走になると忙しく、先生でも走り回ると昔から言われています。「もっと余裕があったら。」などと、忙しさの合間に思う方もいらっしゃるでしょう。


写真お花は、「縁紅弁慶(ふちべにべんけい)」です。一般的には「金の成る木」「花月」とも呼ばれているものです。


「金の成る木」と呼ばれる由来として、小さな新芽が出たときに、5円玉を通してそのまま成長させて、枝に5円玉が成ったように仕立てて販売するのが流行したという説や、肉厚の楕円形の葉が金貨のように見えるからなどの説があります。


南アフリカ原産のベンケイソウ科の一種。世界中に分布しています。とても厳しい環境に強く、乾燥や低温でも耐えうる強さ。


お金を得るには厳しい環境にも耐えられないとダメなんでしょうね。


花は早い場合で11月からですが12月に咲き始める事が多く、小さな星型の花を密集させて咲きます。名前のとおり葉っぱの縁が紅色になる観葉植物として用いられる花。


花言葉は「不老長寿」「一攫千金」と縁起の良い花として親しまれています。


---------------------- ベンケイソウ科 フチベニベンケイ 南アフリカ原産の多年草。草丈は30cmから3mまでと、大きく育つものも多い。主に葉の形や株姿を楽む多肉植物で、葉は低温にあうと紅葉して全体がワインレッドになる。花は小さな星形で、茎の頂点にまとめて咲く。花色は白や淡いピンク。開花期は12月から3月。春から秋に生長して冬は休眠する。日本には昭和元年に渡来したといわれる。

寒さにも緑を絶やさず「ヒマラヤ雪ノ下(ひまらやゆきのした)」

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寒い日が続きますね。冬風が肌をさし、日暮れも早くなりました。冬のガーデニングには、花数が気になるところ。緑も少なく、ちょっと寂しさを感じます。


そんな、12月から春までにお勧めの花が、写真の「ヒマラヤ雪ノ下(ひまらやゆきのした)」です。


別名を「ベルゲニア」「大岩団扇(オオイワウチワ)」と呼ばれる多年草。冬の寒さにも葉は緑鮮やか。花は12月中旬から4月まで咲いてくれます。葉っぱが特徴的で、丸い団扇(うちわ)のような形をしています。そして、花は淡いピンク。意外にガーデニングには用いられていて、何気なく植えられているんですよ。とても寒さに強く、手間いらずも人気の秘密。流石にヒマラヤ、シベリアが原産ですね。


この「ヒマラヤ雪の下」には、タンニンが沢山含まれています。そのため、シベリアでは、革をなめす作業に使われていたそうです。動物の皮は、放っておくと腐敗したり板のように硬くなります。これを防ぐために樹液やイブシなどで、皮をなめらかな状態で腐らないようにしたんですね。ちなみに皮がなめされたあとを革と書くそうです。寒い地域で人々を肩高くする動物の革。「ヒマラヤ雪の下」のタンニンは、とても大切な役目を果たしたんですね。


花言葉は、「順応」「忍耐」です。冬のグリーンガーデンにお勧めですよ!


-----------------------------------------------雪の下(ゆきのした)科 ベルゲニア属 ヒマラヤ雪の下。多年草。開花期は12月中旬から4月中旬。原産はヒマラヤ地方で、シベリアに多く原生する。日本には明治初期に渡来した種で、暑さにも寒さにも強いが湿気を嫌う。年数を経ても草姿が乱れない事が人気で園芸品種としても広まった。茎と葉にタンニンを多く含むため、ロシアでは製革のなめしに使用している。

クリスマスを飾る真っ赤な葉「ポインセチア」

poin.jpg


12月も半場を過ぎました。街も家もクリスマスのイルミネーションが出揃ったように煌めいてますね。


このシーズンに欠かせないのが、「ポインセチア」ですね。クリスマスの必需品。真っ赤な葉が特徴です。


ポインセチアをよく見ると、赤い葉っぱの中央に丸いツブツブがあります。この茎の先端につくツブツブが花なんですね。花には花びらがなく、花のすぐ下についている葉っぱが赤く染まります。一種の紅葉で、花屋さんの店頭に並ぶのは、クリスマスに合わせて、意図的に紅葉させる処理をしたものです。


なぜ、クリスマスに登場するのか?それは、葉の明さは「キリストの血」の象徴とされ、原産国のメキシコ合衆国では、「ノーチェ・ブエナ(聖夜)」と呼ばれるほどキリスト教に関わりが深いんですね。


ポインセチアという名前の由来ですが、アメリカ合衆国から派遣された初代メキシコ公使「J・R・ポインセット」さんの名前に由来しています。和名は、猩々木(ショウジョウボク)。伝説上の動物である猩々は、大酒飲みで顔が真っ赤。葉っぱの赤さと猩々の赤い顔が似ていることから名付けられたそうです。


花言葉は、「私は燃えている」「祝福する」です。


クリスマスツリーの横に、是非、飾ってください。


------------------------------------トウダイグサ科 ポインセチア 別名 ショウジョウボク。メキシコを中心に中央アメリカに分布する熱帯性の低木。樹高は30cm~5mまで。明治時代中頃に日本に渡来。品種改良は、アメリカで20世紀前半始まり、ドイツ、ノルウェーでも育種が進む。現在でも新しい品種が作られ、色や形、大きさだけでなく、落葉しにくい、茎が折れにくいなどの利点を持った品種もある。

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