梅雨明けのあとは、この猛暑。暑さにもめげないよう、お元気でお過ごしですか?
暑さにも強く雨にも強く耐える花がいますが、「センニチコウ」という花です。
ポンポン状の花が可愛いセンニチコウは、その名の通り長い間花が色あせないのが魅力。その花色も、白、ピンク、紫と庭の彩りにもピッタリです。初夏から秋と花期も長く、切花をしても1ヶ月以上もつほど花もちがよく、雨を受けても大丈夫なのもうれしいですね。
丸くて可愛らしい花の様に見えるかたまりは、苞(ホウ)葉の集まりで、本当の花は、苞の間に隠れるように埋まっています。鮮やかな色の葉の集まりなんですね。ちなみに「苞」、又は「苞葉」(ホウヨウ)というものは、花を構成する部分の一つで芽やつぼみを包んでいるもの。通常、葉が変形してできたものを言います。
20cm程度の矮性種から高性種までそろいます。矮性のものはかわいい印象で花壇や寄せ植え向きです。高性種は野趣があり、ボーダーガ-デンや切花に向きます。
花言葉は変わらぬ愛、不朽、終わりのない友情といいますが、長い間色あせない千日紅にぴったりですね。
子供の頃に千日咲くから千日紅と聞きましたが、実は晩秋に枯れるまで長く咲いていて、ドライフラワーにしても、長い間鮮やかな赤い色があせないということから千日紅と呼ばれているそうです。
----------------ヒユ科 センニチコウ〔千日紅〕別名センニチソウ〔千日草)やンフレナとも呼ばれ、属名はセンニチコウ属であり、メキシコや熱帯アメリカが原産地と言われる。日本へは17世紀頃に日本へ渡来。鉢植えや庭植えで育て、切花やドライフラワーとして楽しむ。