涼しい水辺が恋しくなるほど、暑さが増してきますね。もう、初夏です。
写真の花は、「杜若(かきつばた)」です。アヤメに似た花で、同じように湿地や水辺に咲いています。
よく知られているのが、「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句。「どちらも素晴らしく優劣は付け難い」という意味なんですが、「見分けがつきにくい」場合にも使われます。それほど、アヤメと杜若は似ているんですね。
名前の由来は、「かきつばた」の読み同様に「書きつけ花」の意味。杜若は、布を染めるために使われていたんですね。花の汁をこすりつけることで、布を染める昔の行事があったそうです。
日本に古来から咲く花で、とても水を好みます。鉢植えよりも睡蓮鉢で育てる方が風情もあって涼しげですね。鉢植えの場合は、そのまま池に沈めるのもいいですよ。暑さにも寒さにも強い花。
花言葉は、「幸運が来る」「音信」「雄弁」です。素敵な意味ですね!
これからの季節にお勧めです!
-------------------------------アヤメ科 アヤメ属 多年草。原産地は日本、東南アジア。4月から6月にかけて咲く花で、濃い青紫色が印象的な日本古来より咲く種。湿地や水辺を好む。花の大きさは12cm前後で、花茎の先に2~3咲かせる。草丈はスラリと50cmから80cmに伸びる。