春がすみのような白い花「霞草」
あたたかな5月。もうすぐ夏です!ゴールデンウィークも終わり、楽しんだ後のフレッシュな日々をお過ごしでしょう。
心静かな時に似合うのが写真の花「霞草(かすみそう)」ですね。
白く、小さな花が沢山枝先に咲きます。その種類は、125種と、意外に多いんですね。花束では、どこか脇役のイメージの花。よく見かける園芸種では、エレガンス種やパニクラタ種が栽培されています。
ちょっと小さめですが、山野草のように鉢植えで栽培されるものもあって、ロマンチックな雰囲気になります。
アジア、ヨーロッパで広い地域に分布する花。毎年花を咲かせてくれる多年性ですが、花が咲いたあとに枯れてしまう一年性のものや、低木のように育つ種もあるんですよ。
名前の由来は、白い小花を無数に咲かせる姿が、「春がすみ」のようなので「カスミソウ」の名前が付けられたそうです。
学名の「ジプソフィラ」はギリシア語の石灰・石膏を意味するジプソスと、愛するを意味するフィロスからなっています。霞草のいくつかの種が、石灰質の土地に自生することに由来しているそうです。石灰質=アルカリ土壌を好み、園芸で栽培する種も、弱アルカリ性の土でよく育つそうです。
----------------------------ナデシコ科 多年草、一年草と種が多い。別名ハナイトナデシコ ムレナデシコ。原産地はアジア ヨーロッパ。草丈は20cmから1.2mまでと種によって異なる。5月から8月にかけて開花する。