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スタッフブログ

2013年05月記事リスト

春がすみのような白い花「霞草」

kasumisou_0510.jpg


あたたかな5月。もうすぐ夏です!ゴールデンウィークも終わり、楽しんだ後のフレッシュな日々をお過ごしでしょう。


心静かな時に似合うのが写真の花「霞草(かすみそう)」ですね。


白く、小さな花が沢山枝先に咲きます。その種類は、125種と、意外に多いんですね。花束では、どこか脇役のイメージの花。よく見かける園芸種では、エレガンス種やパニクラタ種が栽培されています。


ちょっと小さめですが、山野草のように鉢植えで栽培されるものもあって、ロマンチックな雰囲気になります。


アジア、ヨーロッパで広い地域に分布する花。毎年花を咲かせてくれる多年性ですが、花が咲いたあとに枯れてしまう一年性のものや、低木のように育つ種もあるんですよ。


名前の由来は、白い小花を無数に咲かせる姿が、「春がすみ」のようなので「カスミソウ」の名前が付けられたそうです。


学名の「ジプソフィラ」はギリシア語の石灰・石膏を意味するジプソスと、愛するを意味するフィロスからなっています。霞草のいくつかの種が、石灰質の土地に自生することに由来しているそうです。石灰質=アルカリ土壌を好み、園芸で栽培する種も、弱アルカリ性の土でよく育つそうです。


----------------------------ナデシコ科 多年草、一年草と種が多い。別名ハナイトナデシコ ムレナデシコ。原産地はアジア ヨーロッパ。草丈は20cmから1.2mまでと種によって異なる。5月から8月にかけて開花する。

浜辺で潤う梨に似た味「ハマナス」

hamanasu.jpg


もう、夏もすぐ近くですね。日差しも強くなりました。上着を脱ぎ始める方も多いですね。海がだんだん恋しくなってくる季節。


写真の花は、珍しい「ハマナス」の白い花です。


浜辺に自生しているバラ科の落葉性低木。花も綺麗ですが、実の味が「梨」に似ていることが名前の由来と言われています。方言で、「シ」を「ス」と発音することから、「ハマナシ」が「ハマナス」と呼ばれるようになったとか。


関東より北側に主に自生していたそうで、太平洋側は茨城県より北。日本海側は鳥取県より北の海岸に自生しています。もちろん、北海道にも自生するそうです。


とっても香りのある花を咲かせてくれるハマナス。ほとんどが一重でピンク色の花なんです。まれに、赤や白の花もあるんですよ。


咲き終わると直径2cmくらいの果実をつけてくれます。夏が過ぎ、秋が訪れる頃、その実は赤く熟して、とっても綺麗です。


もし、見つけたら気を付けてくださいね。枝にはトゲがありますから。


-------------------------------------------バラ科バラ属 落葉性低木。東アジアの温帯から冷帯にかけて分布し、日本では北海道に多い。芳香性の強い花を5月~8月にかけて咲かせる。食用になる実を8月~10月に着ける。花はお茶に、実はジャムなどに、根は染料に使われる。

幸運が来る「杜若」

kakitubata.jpg


涼しい水辺が恋しくなるほど、暑さが増してきますね。もう、初夏です。


写真の花は、「杜若(かきつばた)」です。アヤメに似た花で、同じように湿地や水辺に咲いています。


よく知られているのが、「いずれがアヤメかカキツバタ」という慣用句。「どちらも素晴らしく優劣は付け難い」という意味なんですが、「見分けがつきにくい」場合にも使われます。それほど、アヤメと杜若は似ているんですね。


名前の由来は、「かきつばた」の読み同様に「書きつけ花」の意味。杜若は、布を染めるために使われていたんですね。花の汁をこすりつけることで、布を染める昔の行事があったそうです。


日本に古来から咲く花で、とても水を好みます。鉢植えよりも睡蓮鉢で育てる方が風情もあって涼しげですね。鉢植えの場合は、そのまま池に沈めるのもいいですよ。暑さにも寒さにも強い花。


花言葉は、「幸運が来る」「音信」「雄弁」です。素敵な意味ですね!


これからの季節にお勧めです!


-------------------------------アヤメ科 アヤメ属 多年草。原産地は日本、東南アジア。4月から6月にかけて咲く花で、濃い青紫色が印象的な日本古来より咲く種。湿地や水辺を好む。花の大きさは12cm前後で、花茎の先に2~3咲かせる。草丈はスラリと50cmから80cmに伸びる。

甘い芳香「アフガンライラック」

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もう、初夏ですね。明日からは衣替えもされる6月です。


夏らしくファッションスタイルも薄着で軽くなります。ちょっと、素敵な香りの香水を身にまとう方もいらっしゃるでしょう。


写真の花は「アフガンライラック」です。


とても、甘い芳香を放つ花で、香水の原料にもされています。フラワーガーデンを香りと美しさで飾る鑑賞用の花。


ライラックの原産地は、ヨーロッパ南東部からコーカサス、アフガニスタン。日本にやってきたのは、1890年の明治時代の中頃だそうです。


4月から6月にかけて開花し、花は円錐形に集まって咲きます。小さな筒状の花が集まっているんですね。紅紫色、白、赤、ピンク、淡青、紫など、色とりどりの花色があるのも、この種の特徴。


ライラックは通常4m~7mぐらいの高さまで成長します。アフガンライラックは小ぶりで、1mぐらいまでの樹高です。香り豊かなお勧めの花です。


--------------------------------------------モクセイ科 シリンガ(ハシドイ)属 アフガンライラック。原産地はヨーロッパ南東部~コーカサス・アフガニスタン地域。 落葉低木で種の中でも樹高が低い。北海道では、ライラックは春を告げる花として有名な種。

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