紅色の春の訪れ「馬酔木(あせび)」
今日から3月です。もう、春はそこまで来ていますね。野原や山を、色とりどりの花々が飾るとき。
写真の花は「馬酔木(あせび)」です。スズランに似た花ですね。紅色だけではなく、白い花もあるんですよ。沢山の花が連なって咲く、見事な春のお知らせです。満開の時には、木を覆うほどに咲いてくれんですよ。
馬酔木。名前は馬が酔う木ですね。実際に馬酔木の葉っぱを食べると酔ったようになるために付けられました。実は、アセボトキシンという毒性をもっているんですね。でも、この馬酔木の葉を煎じて虫よけに使ったりと、使い方次第で役に立つんです。
馬酔木は日当たりの良い場所を好みますが、日陰でも頑張って育ちます。放っておくと1.5mぐらいまで大きくなる低木。若木の頃に、鉢植えにもされます。鉢植えで育てるには、枝が大きく伸びないように、刈込が必要です。
馬酔木の花言葉は「犠牲」「二人で旅をしよう」「清純な心」です。花のイメージに、ちょっとさびしい花言葉ですね。
----------------------------------------------ツツジ科 アセビ属 低木。原産地は中国、日本、台湾。常緑性で2月中旬から4月中旬までと開花期が長い。耐寒性、対暑性が強く、日陰でも育つ。常緑のため生垣にも向いている。成長スピードはあまり早くなく、放任しても樹形はさほど乱れない。鉢植えで楽しまれる場合も多い。