だんだん、春を感じるようになりました。2月ももうすぐ終わりですね。
この時期の花と言えば、都会でも田舎でも目を惹く「梅」。写真は、「紅梅(こうばい)」です。
梅の種類は大きく分けて、果実を収穫するための実梅(みうめ)と、観賞するための花梅(はなうめ)があります。
紅梅は、観賞用の一種。白い花を咲かせる白梅(しらうめ)と、紅色の花を咲かせる紅梅は、よく一緒に公園に植えられたりしますね。花色を楽しめるのも梅の花の素敵なところ。
奈良時代の花見と言えば梅の花。平安に主役の座を桜に譲りましたが、たくさんの物語にも登場する花です。
ことわざで、「桃栗三年、柿八年」というのがありますね。実は、続きがあるんですよ。ちょっとはしたないんですが、続きは「柚の馬鹿野郎十八年、梅はすいすい十六年」なんです。ことわざは、物事は簡単には進まないことを伝えています。全文は、それぞれの果実で収穫できるまでの期間を表しています。梅は、種を撒いてから成長し、実を収穫できるまで16年もかかるんですね。
----------------------------バラ科サクラ属 落葉高木。日本国内に観賞用の花梅は約300種類。実梅は約100種類も種があるといわれる。原産は中国からの移植と日本古来原産の2つの説がある。中国では3000年以上前から青梅を薬用としていた。2月中旬以降、開花する日本古来より愛された花。