あけまして、おめでとうございます。「迎春」一足早い春の気分ですね。まだまだ、寒い日が続きます。お体ご自愛くださいね。皆様が一年間健康でありますように。
今日ご紹介するのは、写真の「薺(なずな)」です。通称「ペンペン草」。この名前の由来は、もう一つの別名「三味線草」から、来ています。三味線を弾く音の「ペンペン」が由来とか。
荒れ地にも咲く花として有名ですが、若い苗は食用となります。味も美味しい事で、江戸時代には世捨て人の空腹を満たせる天の恵みとも語られた草です。
春の七草粥にも登場するんですよ。
薬草としても役立つ草で、下痢、解熱、腹痛や吐血にまで、効能があるそうです。もちろん、薬にするには、陰干しした後に、煮詰めたり、煎じたりが必要。
荒れ地にも強く咲く、小さく白い可憐な花。食用に薬用にと、とても実用性があって人々の役に立つ野草です。素敵な花ですね。
-------------------------------------------アブラナ科ナズナ属 越年草。 道端や荒れ地などに生息。草丈20cm~40cm。白い花びら4枚の小さな花を密に咲かせる。無限花序と呼ばれる開花性質で、花が終わり種子ができた後にも、先端部分に次々と、つぼみをつくる。