寒い日が続きます。もう冬。グリーンガーデンも、少し眠ったように静かですね。こんな12月です。お淑やかながら、素敵な香りをお庭に放ってくれる花はいかがですか?
写真の花は「姫山茶花」です。
ツバキ科の常緑小高木で、花は小さく控えめですが、とても芳香が強いのが特徴。「梅」と「ヒアシンス」、「グリーンノート」をミックスしたような香りと表現されます。
新しい香りの強いツバキをつくるための、親木としても使われるほど強くツバキ属で一番。常緑ですので、葉の緑はずっと続きます。
そして冬に咲くだけあって、日陰でも育ってくれる頼もしさ。日当たりの悪い場所でも芽をつけ花咲きます。
意外に大きくなる木で、5m~10mまで育ちます。お庭の演出によって、上手に剪定してくださいね。
残念ながら姫山茶花の花言葉はわかりませんが、山茶花は「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」そして、姫山茶花は白い花ですので「愛嬌」「理想の恋」です。さしずめ「ひたむきな恋」でしょうか。お勧めです。
--------------------------------------------------ツバキ科 ツバキ属 ヒメサザンカ 常緑小高木。ツバキ属の中で最も芳香が強く、芳香性ツバキの交配では親木となる。国内では、南西諸島、奄美大島から西表島にかけて分布。葉形は長楕円、細かな鋸歯がある。開花期12月~2月。6弁花で甘い芳香を放つ小さな白い花を咲かせる。半日蔭でも育つ。