寒さが一層深まってくるこの頃です。秋本番ですね。紅葉を見に行かれる方も多いのではないでしょうか。
日本全土の山々に咲く、秋を代表する花といえば、「萩(はぎ)」ですね。紅葉と一緒に出会えるかもしれません。
秋の七草の筆頭になる花木。写真は、山に咲く「ヤマハギ」です。小花がたくさん穂のようについていますね。おとなしいイメージの花。
花は7月から10月に咲きます。2m近くまで成長する、落葉低木。
葉も枯れ落ちる風流さをもった、奥ゆかしさが詠にぴったりなんでしょう。遠い昔、万葉集でもたくさん萩は詠われました。その数137首といわれています。公家の時代から日本人に愛されてきた花なんですね。
もともと山に自生しますので、育てるのは容易です。もちろん日当たりが良く水はけも良いほうが良く育ちますよ。
花言葉は「内気」「思案」です。大和撫子のような印象です。和のお庭にお勧めです。
--------------------------------------------マメ科 ハギ属。日本全土の山に咲く。朝鮮、中国、沿海州、アムール、ウスリーにも分布。花色は紅紫色で穂状に咲く。ガーデニングでは、単植して大株に仕立てる他に、斜面植え、生け垣植え、池端植えにて、水面に向かって枝を張るなど、和の情緒的な用い方が多い。