朝の白い「酔芙蓉」
写真は不思議な花色の変化が見られる「酔芙蓉(スイフヨウ)」です。日本では平安時代から愛された花。遠い歴史の詠に読まれた頃から、そのままの形で現代まで生き続けているそうです。
名前の由来は、一日に花の色が変化すること。朝は白、だんだんピンクになって、夕暮れには赤く染まる花なんです。まるで、お酒に酔っているかのような変わり方から酔う芙蓉で「酔芙蓉」と名づけられました。
もともと、芙蓉というと蓮の花のこと。水に浮かぶものと木に咲くものがありますね。日本では木に咲くのが一般的に芙蓉と呼びます。
花が咲くのは夏から秋。花は一日しかもちません。とっても儚い開花ですね。数は多く咲きますので、開花期間は楽しめますよ。一重咲きと八重咲きがあります。写真は八重の朝の白い花です。
花言葉は「繊細な美」「しとやかな恋人」ちょっと大人のデートで、ほろ酔い気分の清楚な女性のイメージですね。お勧めですよ。
------------------------------------------アオイ科 フヨウ属 落葉低木原産は中国、日本。国内では四国、九州、沖縄が主な生地。台湾にも咲く花。夏から秋にかけてが開花期で、最大15cmの花を咲かせる。ムクゲ、ハイビスカス、アメリカフヨウなども仲間。日当たりを好み、防寒、防湿の心配は特に不要。