5月に入って、街の至るところで、ピンクや赤、白のツツジを見かけるようになりましたね。オフィス街のビルの周りを、綺麗に飾ってくれています。
写真のツツジは、「ヒカゲツツジ」です。奥深い山の中に自生する花で、山地の岩場や谷沿いに咲いているんですよ。別名を「サワテラシ」とも呼ばれています。 名前の由来は、沢を照らす花なんです。きっと、遠い昔、旅人が、沢伝いに、山を抜けるときには、疲れを癒してくれる、美しい花の役割を果たしていたんでしょうね。
日本には、沢山の種類のツツジがあります。その種類は50種類以上だそうです。古くから、園芸品種として親しまれた花。あちこちで見かけるのは、今も身近に親しまれている証拠ですね。
花言葉は、「節制」「身をつつしむ」「情熱」「初恋」です。奥ゆかしい女性的なイメージですが、恋する心は、熱い情熱に燃えるようです。初恋の花言葉があるのは、とても素敵ですね。
--------------ツツジ科 ツツジ属 常緑の低木。高さ1~2mまで成長する。主に、本州の関東以西に自生する。山中の排水の良い岩場に好んで群生し、滝や沢周辺に見掛ける。葉は枝の先に輪状につき、皮針形で裏面に細点がある。