写真のふさふさのお花は「更紗空木(サラサウツギ)・ピンクポンポン」です。小さな花が重なって、可愛い丸い姿を見せていますね。
更紗空木は、日本や中国などに姿を見せる落葉性の低木。「空木」の由来は、、枝が成長すると中空になるところから名付けられたそうです。
別名「卯の花(ウノハナ)」。日本には古くから咲いている、とっても馴染み深い花で、万葉集や童謡にも登場するんですよ。卯の花という名前は5月に花咲くことから名づけられました。5月は、お月様で暦をつくった陰暦の卯月なんです。
「空木の花」が略されてウノハナとなったという説もありますよ。
ピンクポンポンは、少し早めに咲いてくれます。4月の中旬には、可愛いポンポン姿で、和ませてくれますよ。花をたくさんつけること、次々に咲いてくれて、開花期間が長いことが特徴。庭木だけではなく、鉢植えでも楽しむことができます。
ウツギは、園芸品種が、ヨーロッパで盛んに品種改良が行われて、登場。ガーデニングにも、注目の花です。
----------------------ユキノシタ科 落葉性花木・低木 原産 日本 中国 ヒマラヤ。一般的な空木は、初夏に純白の花を枝いっぱいに咲かせます。日本の山野に自生し、高さ2m前後まで成長。同属のヒメウツギ(姫空木)も鉢物として流通。サラサウツギ(更紗空木)は八重咲のウツギ(空木)であり、古くから栽培されている。