表札の木型が完成しました。木型に合わせて銅板を加工していきましょう。まずは、表札の仕上がりサイズに加工した銅板を用意してください。ご購入されるときに、ホームセンターなどのカットサービスを利用すると、サイズも直角も正確に切ってくれますよ。
銅板は加工前に「なまし」をしてくださいね。なましの方法は、本シリーズ「木型と叩き出しで『表札』をつくる②」を参考にしてください。
木型に銅板を位置を合わせて重ねたら、作業台にクランプでしっかり固定します。木型の平らな面に当て木とクランプの先を当てて、作業台の下でネジを締め込んでください。安定して作業ができます。
次に先の丸い木槌を用意します。平らな面も加工しますので、片側は平らなものがお勧めです。木型の平らな面とRの境を木槌の丸い側でで叩いていきます。最初は、境界線をつくるように、強めに叩いて凹ませていきましょう。
境ができたら、平面になる部分を木型にあわせて、木槌の平らな側で叩いていきます。細かな窪みは鏨(たがね)でつくっていきますので、ここでは、大まかな形を木型にあわせるつもりで作業してくださいね。
次回をお楽しみに!