今回は、葉っぱのパーツの木型をつくっていきましょう。3種類全てのデザインで、葉型の真鍮パーツをつくっていきます。ここでは、一番大きな葉の木型をつくりましょう。
まずは、木型の材料になる板です。たくさんのパーツをつくっていきますので、できれば、木に油分の多い、堅めで密度が高い、チーク材やオーク材がお勧めです。イラストのイメージでは、彫りやすい桜の木をイメージしています。堅さも加工のしやすさも、最初につくるには、調度いいですよ。
木の葉をモチーフに、輪郭を板に描き込みます。鉛筆でかまいませんので、上下左右に、作業台に木型を固定する余裕をもって、描き込んで下さいね。
輪郭が描けたら、彫刻刃を用意します。半丸型と切出し型の2種類を使いましょう。最初に、切出し型の彫刻刃で、刃の輪郭に切り込みを入れます。やや斜めに彫刻刃を傾けて、切り出し型の尖ったほうで、線を引くように刻んでくださいね。
刻みができたら、半丸型の彫刻刃で、中を彫っていきます。真中が窪むように、輪郭部分は浅めに、中央ほど深めに彫ってください。仕上がりのイメージは、イラスト下段右のようになります。
あまり深く彫り過ぎると、丸みがつき過ぎますので、ちょっと、平らになるようなイメージです。木型ができたら、葉型のパーツをたくさんつくっていきます。次回をお楽しみに!