木型と叩き出しで『表札』をつくるシリーズも、今回からは、別のデザインです。緩いRとラインを叩いてつくっていきましょう。木型もこれまでのデザインと違って複雑ではありません。Rと低い部分の形ができるように、木の板を彫って削って、木型にします。
用意する板は、厚みが3cmぐらいで、表札の仕上がりサイズにカットされたもの。ご自身で切ってもいいですが、ホームセンターなどで板を購入するときに、かっとサービスを使うと楽ですよ。
まずは、鉛筆で板に直接Rの位置を描き込んでください。一番高い平面との境界線、Rの中央部分、一番低い面と接するRの3本の線をひきます。そして、下部の角に丸みを付ける部分にもRを描きます。
Rを引きおわったら、のみとハンマーを用意してください。木型の板を作業台に固定して、一番外側のR線に沿って、のみを打ち込みます。外側が終わったら、内側のラインものみを入れます。
3本の内、一番内側の1本は、そのままです。外側は、深く、高さに差をつける分だけ、のみを入れます。外側の半分を目安に、内側は浅めにのみをいれてくださいね。
次回は、のみで彫り込みます。お楽しみに!