卒業シーズンを迎える3月。一つの別れを過ぎて、新しい出会いの季節を祝うかのように、街を飾ってくれるのが、「桜」ですね。
お花見の主役となる花。満開に咲き誇って、ハラハラと散っていく。花びらが舞う頃には、沢山の感動が、人それぞれの心にも生まれることでしょう。
桜は、春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせてくれる、日本人に古くから親しまれている花ですね。良い環境で育てられる桜の木は、寿命がとても長くなります。老木として有名な、日本五大桜の一つ、山梨県北杜市武川町の実相寺に咲く「神代桜」は、樹齢が1800年を超えているといわれるほど。どれだけの時間を過ごし、見てきたのでしょう。
桜の主な品種は、ヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど7種類ほどです。仲間として、数十種類の桜が自生しているそうです。2012年の東京開花予想は、3月25日。身近に咲く桜の花を、皆さんでお楽しみくださいね!
------------バラ科 サクラ属 サクラ亜属に分類される落葉広葉樹。古代では、山に自生して咲くヤマザクラ、八重咲きの桜が一般的であった。有名な吉野の桜もヤマザクラ。平安時代以降、桜は花の代名詞のようになり、春の花の中でも特別な位置を占める。警察や自衛隊などの紋章に使用され、百円硬貨の表は桜がデザインされているほど、日本の代表的な花といえる。