和モダンのエクステリア・スタイリングには、やはり、日本の伝統技術が活かされたアイテムが似合いますね。職人さんたちの手作業の味わいが、表現されたアイテムは、見ていても深みを感じさせます。
ご紹介するのは、有田焼の立水栓と水鉢のセット。写真の「岩尾對山窯 立水栓・水鉢」です。素敵なスタイリングですね。全体的にダークな黒のカラーリングですが、土と釉薬がつくりだす表情は、光の加減と周囲の空間を写し込むことで、変化します。
有田焼は、陶器よりも固くて丈夫。手触りは、とってもきめ細かくて滑らかです。品良く、高級感もあり、落ち着いた和のスペースを、一層、魅力的に演出してくれます。
佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器が有田焼。積み出しが伊万里港からされていたから、「伊万里(いまり)」とも呼ばれています。製造時期や様式などで、初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)などの種類があるんです。江戸時代後期に各地で磁器生産が盛んになるまでは、有田焼が日本国内で唯一の磁器づくりの場でした。
立水栓のサイズは、直径14.5cmの丸に、高さ67cm。水鉢は、直径48cmで高さが15cmとコンパクトな組み合わせです。セットでコーディネートすることで、カラーリングもマテリアルも、演出効果抜群ですよ。