ポストの展開図は、ちょっと難しかったと思いますが、きちんと、パーツ同士のサイズがあっていれば、大丈夫です。ポストをつくり始める準備として、真鍮板(しんちゅうばん)の「なまし」の作業です。
大きな真鍮板になりますので、イラストのように広い場所で、レンガのように耐火性のある材料のものを敷いて、ガストーチで熱を加えます。真鍮板の下に空間ができるようにレンガの上に置いてください。コンクリートやレンガの上にべったりと置いた状態で「なまし」の作業をしようとすると、ガストーチの熱をコンクリートやレンガに吸い取られて、火が通るのに時間がかかってしまいます。
ちょっと、火を近づけ気味にして、満遍なく熱を加えてくださいね。ガストーチの作業は火傷の心配もありますので、近くに必ずお水を用意しておいてください。熱した真鍮板は、銅板とは異なり、直ぐに水をかけて冷やすと、逆に硬くなり加工がしづらくなりますので、自然に冷めるのを待ちます。お子さんが触ったりしないような場所で、作業も冷ましも行ってくださいね。
自然に真鍮板が冷めるのを待つ間に、前回準備した型紙をカットしましょう。直線の基準になりますので、定規を使って正確にカットしてくださいね。次回は材料の切出しです。お楽しみに!