インターホン・アクセサリーの花刺しパーツを幾何的に仕上げるために、前回は補助具をつくって作業台に固定しました。補助具の上にパーツをのせて、鉋(かんな)掛けの作業に入ります。
花刺しパーツの上面の角を鉋で45度に近い角度で削っていきましょう。仕上がりのイメージは、イラスト上段の一番右の絵を見てください。真横から形を描いています。ちょうど、上板の角が45度に削ぎ落とされた形ですね。
鉋を上手に使うコツは、パーツの角に、鉋の底面を置くように当てて、力を入れ過ぎないように、軽く削っていくことです。よく切れる刃の鉋であれば、シュルシュルと細い木屑を走らせてくれますよ。最初に、鉋を角に当てるときに、45度になるように注意が必要です。
大まかに鉋で角を落としたら、ハンドサンダーで仕上げましょう。削った部分が面として平らになり、真横から見るときちんと45度になるように、少しハンドサンダーを押し当てるようして、少しずつ角度と面を揃えるように仕上げてください。
上板の角が綺麗に面として削れれば、花刺しパーツの形状加工は完了です。次回はインターホン・アクセサリーのベース部分の加工です。お楽しみに!