あけまして、おめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。2012年、最初の『ポスト』ハンドメイドは、新シリーズ第1回目です。
昨年は、木を切り出したり彫ったりの木工と、銅板を切って、削って、曲げてといった鍛造法をご紹介しました。木も銅板も、比較的、加工しやすい材料でしたね。
今回からは、真鍮をベースにしたポストづくりです。銅板とは違い、ちょっと固めの金属ですので、きちんと加工手順に沿って、作業を進めましょう。
イラストのように、ポストの上部カバーと前面パネルに、Rがついた、ちょっと丸みのある形に仕上げていきます。カバンのイメージで、柔らかい感じにまとめたスタイリングです。側面も下の部分はRに削り出していきます。切って、削り出して、曲げる。これまで、ご紹介した鍛造の技法を使えば、つくれるデザインですね。
アクセントになるパーツは、銅を使って、ちょっと粗い加工で有機的に仕上げ、アンティークな雰囲気をポストにもたせます。意図的に粗いイメージにしますので、削りや叩きの方法が、今までとは変わってきます。
真鍮のR曲げ加工と、銅の有機的な表現を組み合わせたハンドメイド・ポスト。素敵な仕上がりにしましょう。次回をお楽しみに!