2011年も残すところ、あとわずかですね。今年は本当に色々なことがありました。様々な出来事の中で、家族の絆や自分たちの住んでいる場所、故郷や遠くに住んでいる親類のことなど、思いをめぐらせた方も多いと思います。そして、国というもの、日本人というものについて、考えさせられた方もいるのではないでしょうか。
菊の花は昔々の平安時代に中国から渡ってきました。古今集の頃から、盛んに歌に詠まれた花。鎌倉時代の初め後鳥上皇が菊の花を家紋にしたことから、菊の花は皇室の象徴になりました。
菊の花には沢山の種類がありますが、12月から1月にかけて咲く花を「寒菊」といいます。写真の菊は、小さく黄色い種類の「小菊」。寒さにも負けずに咲いています。
花言葉は「真実」。正直なイメージですね。もうすぐ2012年、新しい歳は、菊を眺めながら、改めて日本を考えましょう。きっと、素敵な未来がやってきます。
-----------キク科キク属 耐寒性多年草。原産は中国で、日本には平安時代に渡来。開花期が12月~1月のものを寒菊と呼ぶ。小菊は花径9cm未満のもので、大きな種類に中菊、大菊がある。寒菊は霜にあたると花が痛むので、日当たりの良い軒下で育てると良い。