彫刻的デザインの表札も、窓の部分の緩いRと、花、葉の彫り込みが進んで、だんだん雰囲気がでてきましたね。花の窪みも丸みも、きっと味わい深い形でしょう。葉は、段々の形状が、影をつくって立体的に見えているはずです。ここで、型紙を剥がしてください。残る加工は、全体のイメージづくりです。
窓のラインに沿ってカーブがつくられた枠に、凹みでRをつけていきます。面状のRは先につけていますので、どこを斜めにえぐるかを考えてから、丸棒のヤスリでエッジを含めて削り落としましょう。イラスト下段の左のように、角度のついた凹みができます。
枠の角の部分には、細く深い刻みをを入れると、額縁のような印象がでます。内側から外の角に向かって、切出し型の彫刻刃で刻みを入れてください。線のように入った刻みをガイドに、左右から同じく切出し型の彫刻刃で削ぎ落として丸みをつけます。4つの角、全てに刻みを入れるかはお好みで決めてくださいね。
フレームに波状のRと窪み、真中から広がるような丸みをつけることで、芸術的なテイストに仕上げます。とっても秋らしい表札に仕上がるはず。少しずつ雰囲気を確かめながら作業してくださいね。次回をお楽しみに!