今回からつくるインターホン・アクセサリーは、刻みをつけて上下に角度をつけるタイプです。まずは、型紙づくりから。インターホンの寸法図を用意して、窓の部分の周りにアクセサリーの外形になる長方形を描きます。インターホンの上下サイズより、1cmぐらい長い大きさにしてくださいね。次に、上下と左右の刻みになる部分を描き込んでください。
刻みの間隔は細かくなると、とても有機的な表情になります。逆に刻みの間隔が広く荒くなると、とても古い感じの印象になりますよ。細かくする場合は最低間隔を3mmぐらいあけてください。広くする場合は、間隔8mmぐらいを目安にしてくださいね。
刻みの角度をきちんと揃えると幾何的なイメージになります。少し荒めにランダムな角度にすると、手づくり感のある、土器のイメージに近づきますよ。デザインは上下がバツ印、左右が斜めの線のみのパターンです。お好みに応じて斜めだけやバツだけ、横向きの破線を入れても面白いデザインになりますよ。
描き終わったら、カッターで切り抜いて型紙にします。この型紙をなましの終わった銅板に貼り付けて、金鋸で切出しましょう。なましの方法は、「銅板+鍛造『インターホン・アクセサリー』をつくる②」を参考にしてくださいね。金鋸で切り出す方法は、「銅板+鍛造『インターホン・アクセサリー』をつくる③」を見てください。次回をお楽しみに!