写真は、寒い秋の植物園で見つけた淡いピンク色の花「ストレプトカーパス」です。南アフリカ、マダガスカル熱帯・亜熱帯が原産の花。属性はセントポーリアと同じイワタバコ科。無茎の品種と有茎の原種があります。
スミレに似てるといわれますが、スミレ科ではありません。明るい緑色の葉は、形が牛の舌状で、葉の間から10㎝くらいの花茎を数本伸ばします。花は大輪で横向きに咲くのが特徴ですよ。写真は、多花性の中輪種です。他にも花の小さな小輪種などもあるそうです。花丈は、高さが10cm~15㎝くらいになります。花のカラーはピンクの他にも、白、紫、青、赤など、とりどり多彩です。
名前のストレプトカーパスは、ラテン語の「storepto(らせん状)」と「carpus(さや、果実)」が由来です。和名は、ちょっと不思議な名前で「ウシノシタ(牛の舌)」。葉が牛の舌のようなのでつけられたそうです。
花言葉は「真実」「このささやきに耳を傾けて」「信頼に応える」「主張」です。誠意ある心美しい人の、訴えのようなイメージですね。
------------イワタバコ科 ストレプトカーパス属 南アフリカ、マダガスカル熱帯・亜熱帯原産 原産地には約130種類の品種が分布している。一巡植物で、数年かけて成長し、一度花が咲くと枯れてしまう植物。開花期は5月~6月と11月。古くから温室栽培され、植物園で栽培されることも多い。