グリーンガーデンを囲う生垣。秋になって、緑は深く、ところどころに真っ赤な小さな実が姿を現しました。写真の真っ赤な実は、「ピラカンサ」です。いつも、咲き誇る花の姿をご紹介していますが、今回は咲きおえて色づき、通る人の視線を浴びる実をつけた低木です。
ピラカンサは、バラ科のキワサンザシ属。火のような美しい実も納得ですね。春には白く淡いイメージの小さな花を咲かせます。とても勢い良く枝葉を伸ばす性質があり、自由に伸ばしておくと、四方に広がっていくタイプです。刈り込んで生垣につかわれる常緑性で、秋の実のつく頃は、緑のはと赤い実が、とても素敵なコントラストを見せてくれます。
ピラカンサ(Pyracantha)は、ギリシャ語のpyro(炎)+とacantha(刺)が語源の名前です。火のような真っ赤な実をつけ、枝にはいっぱいとげがあるところからつけられました。トゲにはご注意を。
---------------------バラ科 トキワサンザシ属の総称をピラカンサと呼ぶ。 南ヨーロッパ、アジア西部が原産。日本では、トキワサンザシ、タチバナモドキ、カンデマリの3種が多く栽培されている。開花期は5~6月、果実観賞期は10月中旬から2月の寒い季節。剪定に適した期間は6月から9月になります。あまり日当たりが良くないと、花咲きも悪く、実をつけません。