前回、表札の型紙を貼り、外形を切り落としました。表札サイズでカットできていますね。今回はドリルで穴あけです。
表札の板の下に、もう一枚厚みのある板を挟んで、作業台に固定してください。表札の板を貫通させるように穴をあけます。ドリルで、くり貫いていくのに必要なポイントの場所だけ、穴をあけましょう。イラスト上段の一番右のように、穴をあけると作業がしやすいですよ。
穴あけが終わったら、糸鋸で、穴同士をつなぐようにくり貫きます。糸鋸の使い方は、真鍮で『インターホン・アクセサリー』をつくる⑤を参考にしてくださいね。くり貫きが終わると、ドリルで穴あけした部分だけが残ります。
この袋小路の角の部分は、小さな工芸用の両刃鋸とノミを使って仕上げます。両刃鋸で垂直に切込みを入れます。切り過ぎないように注意してください。
次にイラストのように、表と裏からノミを入れ込んで、余分な部分を落とします。鋸で切込みが入っていますので、綺麗に落ちると思います。ノミの刃の幅が小さいものを選んでくださいね。最初に軽く線をつけるようにノミを入れ、裏表ともに入れ終わってから、強めに叩いて、刃先を深く入れれば、うまくいきますよ。ノミはハンマーか金槌で叩いてくださいね。次回をお楽しみに!