写真は、都内・北区の公園で見つけた花「秋明菊(シュウメイギク)」です。白く広がった花びらと黄色のコントラストが、優しく爽やかな印象です。
この秋明菊は、別名。貴船菊(キブネギク)とも呼ばれ、古く中国から日本に渡ってきた品種。とっても清楚な綺麗さがあり、観賞用として栽培されてきました。秋風に揺れる姿は、とても優美で、情緒豊かな赴ですね。白の一重咲きも、和風なイメージで、素朴さも感じさせます。
物静かな印象とは裏腹に、とても繁殖力が高く、野生化もしやすい花。花壇に植える場合は、他の草花の領域を侵食しやすい花ですので、増えすぎないように注意が必要です。
花言葉は、「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」。古風な大和撫子の恋心を象徴しているような意味ですね。切ないイメージですが、姿はとても美しい花。秋のお庭で是非ご観賞ください。
----------------キンポウゲ科アネモネ属 中国原産で彼岸花同様に日本に渡来。秋牡丹、高麗菊など、別名が沢山ある。寒さには強く繁殖力も高い。乾燥には弱いため西日のあたらない、適度に湿った環境で育てる。花壇での栽培は、増えすぎないように適度なマビキが必要。秋、春に根が伸びるので、腐葉土などを加えて、充分に深耕して植えつけるのが良い。花丈70cm前後で、花径は5cm~7cm。ピンク色や白の一重咲きが主流。