今回の表札は、彫刻的なデザインです。この表札をつくっていくために、下書きを始めます。モチーフにしているのは、薔薇の花。写真でもイラストでも、絵画でもいいですので、デザイン画を描くための見本を用意してください。
彫刻的なデザインは、ちょっと、リアルな雰囲気に仕上げるのがポイント。薔薇の写真を見ながら、デザインの一部になる花を描きましょう。写真に写っている薔薇の花が、どんな形をしているのか、輪郭を線で描き起こすイメージで部分的に描きます。
花ができたら、次は薔薇の葉です。これも、形を線で描き起こすことに集中して、部分的に描いてくださいね。
あくまでも、表札のデザインを構成するためのパーツとしての花や葉ですので、簡略化して描いてください。花と葉のパーツが描けたら、おおまかに、表札のどの位置に花と葉を置くのか、レイアウトを決めてください。
それぞれの位置が決まったら、細かく描き込みます。板を加工する際に、デザイン全体のおおわくをくり貫きますので、あまり窓の周辺は細かすぎないほうがいいですよ。そして、花や葉の部分は、彫刻刃でリアルに彫り込んでいきますので、輪郭線で形を表現するように描いてくださいね。
実際に彫刻刃で彫り込むときには、写真を参考にしながら作業します。このデザイン画が型紙になりますので、わかりやすく描いてくださいね。次回をお楽しみに!