ご紹介する写真の花は、ヒマラヤの高原が原産といわれる「匂い桜」です。ピンクの丸い花が、枝先から広がって伸びて、とっても可愛いですね。
本来、開花期は11月終わりから2月にかけての寒い冬ですが、10月中旬の都内の秋の公園で、切り花として売られていました。ハウスで育てたのでしょうか。気温が低くなったので、街で姿をみせたのでしょう。
匂い桜は、とってもデリケートな花で、直射日光にも弱く、湿気にも弱い、栽培は難しい花。戸外であれば、日当たりのいい場所よりも半日陰が育てるには適しています。日の長さが短くなったことに反応して花の芽をつける性質があり、日本では、晩秋から冬の花とされています。
匂い桜の花言葉は「優美な人」冬に桜のような可愛らしい花と優しい香りで人々を楽しませてくれることから、つけられたようです。ちなみに、10月29日生まれの方の誕生花になっています。
-------------アカネ科ルクリア属 別名 ルクリア・アッサムニオイザクラ 霧の多い高山に自生する。高温多湿の日本の夏に弱く、できるだけ直射日光を避けた風通しの良い場所におく。耐寒性はあるが、霜には弱いため、屋内の日当たりのよい場所で、3~5℃の温度で越冬させる。4月~5月にかけて、さし木で増やすことができる。その年に伸びた若い枝を7~10cmくらいに切って、用土にさし木する。