ちょっと珍しい花をご紹介します。9月に咲く「蕎麦の花」です。皆さんもよくお食事されるあのお蕎麦。こんな花なんですね。小さな白い花が幾つも、くっついて咲いています。擦り寄るように、チュオコチョコと密集した花は、これから美味しいお蕎麦の実をつけるところですね。素朴な雰囲気が、とても和ましい、秋のそよ風が似合う可愛さです。きっと、蕎麦畑にいけば、一面白い花が広がっているのでしょう。
秋蕎麦は、春から夏にかけて作付けされるそうです。花が咲くのは9月の初旬から。高原での作付けも多く、遠く熊本の阿蘇山がある阿蘇市波野の蕎麦畑は、蕎麦の花まつりも開催された程、観光名所になっているそうです。
涼しい高原に広がる蕎麦畑は、きっと、すがすがしい風景なのでしょうね。一度は、足を運んでみたい、田舎の景色ですね。
---------------蕎麦の栽培は、痩せた土地で行われます。それほど、蕎麦はタフな作物で、地面からの栄養を吸い上げる力がとても強いものです。決して、痩せた土地を好むわけではなく、蕎麦を栽培した畑は、雑草が育つ栄養もなくなる程に吸収力があるというのが、正しい理解となります。湿地を嫌う性質があるため、乾燥した高原が適しているようです。熊本県阿蘇市の波野は、神楽でも有名な場所。10月には神楽フェスティバルが道の駅「神楽苑」で開催されます。国の選択無形民族文化財に指定されている中江岩戸神楽、神話「天の岩戸(あまのいわと)」を題材にした雅楽だそうです。見てみたいですね!