田舎では原っぱに咲く野生の群生も見られるほど、細く可愛い外観とは違って、強さをもった花、「コスモス」です。コスモスの仲間は、メキシコを中心に野生種が20種類ぐらいあり、そのうちのコスモス・ビピンナツスと園芸種をコスモスと呼んでいます。
野生種は、草丈が2~3mになりますが、園芸品種は40cm~1.5mくらいの間の高さに育ちます。可愛い花は意外に大きく10cmの直径を越えるものもあり、遠くから見る淡い感じとはちょっとイメージが違います。葉が細かく枝分かれして羽状になることも特徴の一つで、コスモスの淡い印象をつくる形状ですね。
ピンクや赤、白とカラーが入り乱れて群生し、風になびく姿は、清々しく、癒される光景をつくりだします。花言葉は、「乙女の真心」「乙女の愛情」と、ピュアな女の子をイメージさせますね。色によっても花言葉があり、赤は「調和」、ピンクは「少女の純潔」。写真にはありませんが、白は「美麗」「純潔」「優美」と、どれも素敵な意味があります。
是非、ご自宅のグリーンガーデンに、コスモスの群生を景色に加えてください。
-----------キク科 学名Cosmos bipinnatus 別名 秋桜 原産地はメキシコで7月~11月に花が咲く。夜が長くなると花の芽をつくる種で、日本で秋桜と呼ばれる由縁でもある特徴です。名前のコスモスはギリシャ語のKosmosに由来する美しいという意味。日本には、明治前期、イタリアから東京の美術学校に赴任してきたラグーザによって、種が持ち込まれたといわれています。