南欧風のエクステリア・スタイリングのコーディネートは、テーマが大切。グリーンガーデンもフラワーアレンジメントも、きちんと礼儀正しいものではなく、メルヘンやロマンを感じるものから、マテリアルの持ち味が光るものまで、楽しみ方は色々です。
ご紹介するアイテムは、テラコッタポット『チュニジア』です。アイテムの名前どおり、アフリカ・チュニジア産のポット。どこか古代の雰囲気をもった、土器ですね。テラコッタでも、色合いは、ちょっと白っぽさがあります。遠く広がる砂漠のようなイメージ。乾いた肌合いは、独特の仕上がりです。赤茶色のテラコッタ製アイテムとは、違った趣が感じられます。
壺上のフォルムは、背の高いグリーンを植えるにも、スプレー状に花を寄せ植えするにも、ピッタリの形。使い方も、置き場所も、お好みにあわせたコーディネートが可能です。写真の左は高さが45cm重さ10kg、右が高さ35cm重さ5kgと、重量感がありますね。地中海の神殿をテーマにしたようなコーディネートにお勧めの逸品です。
----------チニュジアは、地中海に面したアフリカ北部の国で、ローマ時代に「アフリカ」と呼ばれた、アフリカ大陸の名前の起源となる国です。紀元前814年にこの地に建国されたカルタゴという国が、始まり。地中海貿易で繁栄した国です。その後、ローマ帝国、ゲルマン系民族、イスラム教徒と、様々な勢力の支配下と移り変わります。ちょっと、悲しい歴史ですが、多くの文化の融合は、様々な独特の産物を生みだしています。