日本の伝統を現代のデザイン・スタイリングでまとめた和モダン。日本の伝統的な建物のエッセンスを残したエクステリア・スタイルですね。日本庭園までお造りの方から、ちょっとした癒しのグリーンスペースを取り入れた方。エクステリアのポイントとして、緑の演出をされた方など、コーディネートは様々だと思います。
ご紹介するアイテムは、日本の伝統工芸でもある有田焼でつくられた『香蘭社 立水栓』です。写真は、無地のホワイトカラー。有田焼といえば、淡い絵付のされた磁器質の陶芸品が有名ですね。このアイテムも、もちろん創業300年の歴史をもつ有田焼の伝統技術を受け継いだ企業・香蘭社の逸品です。
とてもシンプルな白一色の仕上げですが、工業用磁器を製作することに適した、強度の高い土を使った、割れにくい立水栓。和モダンはもとより、ナチュラルモダンや南欧風にも似合います。清潔感のある概観は、お庭や玄関の品格を象徴してくれますね。
------------香蘭社は、江戸文化全盛の三百年前・元禄の頃に、初代深川栄左ヱ門が肥前有田で『香蘭社』の前身となる磁器の製造を始めましたことが起源の会社。明治維新の激動期、有田焼が佐賀鍋島藩の保護と支援を失ったときに、その再興に指導的役割を果たしたのが、八代深川栄左ヱ門でした。当時の選りすぐりの陶工や絵付師、陶商達を一つにまとめ結社が『香蘭社』です。