ポストのカバーを蓋状に加工するまで、ご紹介しました。ここで、残りのパーツを確認します。
銅板でつくる他のパーツは、カバーと左右逆に叩きだしでデザインをする前面パネル。カバーと違って、折り返しの加工は、巻き込まない周囲4辺の90度の立ち上げ一回だけです。
同じように、周囲4辺の折り返し、垂直に立ち上げるように折り曲げるパーツが背面パネル。ここには、デザインは入りませんから、平らな銅板でできた、箱の蓋のようですね。
左右の側面パネルは、切り出して、切り口を平らに削る加工だけです。左右の向きだけ注意すれば、難しい加工ではありません。底面も側面同様の切り出しと切り口の処理だけとなります。
型紙ができていますので、それぞれの型紙を銅板に糊付けして、金鋸で切り出しましょう。大まかに切り出したパーツを削ったり、叩いてまげる鍛造(たんぞう)作業に入ってください。
ここまでのパーツが揃ったところで、ハンダつけや蝶番(ちょうつがい)の取り付けを行って、組み立てていきます。次回は、前面パネルの加工をご紹介していきますね。お楽しみに!