今回のインターホンカバーは、柔らかな曲面をつくっていくタイプ。切り出し、ドリルで穴あけ、窓のくり貫きの終わった真鍮板を丸く削っていきましょう。
まずは、作業台にクランプで固定してください。半丸の金属用ヤスリを使って、外形を整えます。ヤスリの丸い側をパーツに当てて、下から上に押し上げます。上に向かって上げるときに削れますので、パーツがぶれて動くようでしたら、片手をちょっとパーツに添えると削りやすくなりますよ。ヤスリの柄に近い部分で削ると、大きなRをつくれます。
くり貫いた窓の内側は、ヤスリの先端に近い細い部分を使ってください。小さなRがつくれます。
仕上は、金属用の紙ヤスリを丸棒に巻きつけて、輪郭部分を滑らかにします。丸棒の太さを変えて、小さなRや大きなRを上手に使い分けて仕上ると、きれいになります。
小型の精密ヤスリを使うと繊細な形状づくりができますので、必要に応じて、使い分けてください。縁やドリルの穴周辺に残っているバリは、紙ヤスリで取り除いて、丸めてくださいね。バリの取り方は、真鍮で『インターホン・アクセサリー』をつくる⑦を参考に、四角い木片に紙ヤスリを巻いて作業してしてくださいね。
次回は、このパーツを曲面に仕上ていきます。お楽しみに!