前回、ポストのパーツごとの寸法をご紹介しました。それぞれのパーツが切り出せる銅板と真鍮板をご用意ください。
切り出しの前に、それぞれの材料を加工しやすくする「なまし」の作業です。大きな銅板は、レンガやブロックにのせて、バーナーの火が通りやすく浮かせた状態で、熱します。直接地面やコンクリートの上に置いて火を当てても、熱が地面に奪われてしまうので、時間がかかりますので、ご注意ください。
銅板の「なまし」の細かな方法は、銅板&木『ポスト』ハンドメイド⑤を参考にしてくださいね。もう一つ、ネームプレート用の材料、真鍮板の「なまし」については、<手づくり表札>真鍮で『表札』をつくる④を参考にしてください。銅と真鍮の「なまし方」は、冷やす方法が異なります。銅板は熱して直ぐに水を掛けます。真鍮板は、自然に冷えるまで放置です。間違えないように気をつけてください。
「なまし」が終わったら、パーツの寸法を描き込んだ模造紙をカットして型紙にします。銅板や真鍮板に貼り付けますが、板の縁の直線をできるだけ活かして、切り出す箇所が少なくて済むように並べて貼ってくださいね。
型紙の間に切りしろになる隙間をあけて貼り終えたら、銅板や真鍮板を作業台にクランプで固定して、金鋸で切り出します。大きな板を切りますので、ケガがないようにご注意ください!