精密ヤスリを使った仕上げは、平ヤスリで削った際にできた大きな凹凸や傷を消しながら、R形状を整えましたね。全体的に滑らかな丸みができたと思います。表面が平らになるにしたがって、だんだん光を反射して、光ってきましたね。
よーく見ると、まだまだ小さな傷が、表面に残っています。今回は、紙ヤスリを使って、小さな傷も消していきましょう。まずは、金属用の紙ヤスリを目の粗さによって、3種類用意してください。粗目、中目、細目と傷の大きさによって、使い分けます。紙ヤスリと一緒にボールにお水を用意してくださいね。バケツでもかまいません。
金属用の紙ヤスリは、耐水サンドペーパーといい、水につけながら使用します。水ペーパーと呼ばれることもあるんですよ。金属の表面が摩擦で熱くなるのを防ぎ、更に、金属の削り粉が飛び散らないのが特徴です。イラストのように、紙ヤスリをちぎって(ご自分の手のひらの半分から3分の1ぐらいの大きさ)ボールの水をつけます。つけおきする必要はありません。ちょと水をつける感じです。
水をつけたら「H」のパーツ表面を優しく、なぜるように削ってください。大きな傷は粗めで、小さな傷は、最初に中目からすぐに細目に変えるつもりで、研磨してくださいね。パーツの角度を傾けたりしながら、傷の状態を確認し、ピカピカになったら、表面の水を布でよくふき取ってください。これで作業は完了です!