金鋸で余分な材料を切りとり、平ヤスリで角と稜線を丸めていきました。作業しやすいように、板に「H」の文字がついた状態ですね。
今回は、まず、「H」の文字部分だけを金鋸で切り離します。切り離した部分は、鋸の刃で少しガタついていますので、最初は、平ヤスリで縁を平らにしい、角と稜線を丸めていきます。
平ヤスリで「H」の文字全体を丸めて仕上げができたら、細かな仕上げを精密ヤスリで行いましょう。これまで使っていたヤスリよりも小ぶりで、目の細かいヤスリです。丸、半丸、平の3種類は用意されたほうが、作業が楽になります。平ヤスリで荒く削った部分を、精密ヤスリの平で、更にゆるやかに丸めていきます。
「H」の真ん中の横棒部分は、Rを少し強調できるように、精密ヤスリの半丸を使うといいでしょう。精密ヤスリの丸は、「H」の2本の縦棒と横棒のつなぎ目のRを仕上るのに向いていますよ。
できるだけ、精密ヤスリの仕上げで、表面の曲面をイメージどおりの滑らかさまで仕上げます。大きな傷もできるだけ、この工程で削って消すようにしてください。全体と細かな部分をなめらかにしたら、作業は完了です。
真鍮を削りだしたばかりですので、若干表面は細かな傷が多いと思いますが、とてもきれいな金色に光っていませんか?次回は、金属用の紙ヤスリで、更に細かく表面を滑らかにし、金属磨き剤で、ピカピカに光らせますよ!お楽しみに。