ポスト本体の材料を切り出し、上部カバーと前面パネルには、Rをつけました。ここからは、いよいよ、R部分に銅板をまいていく作業です。Rをつけて完成させた木製パーツを用意します。そして、まきつける銅板も一緒に用意してください。まずは、銅板のサイズが足りているか、木製パーツを当ててみて、確かめてくださいね。
銅板の大きさが充分であれば、「なまし」の作業に入ります。銅板を火で熱するために、台となるレンガかブロックを用意しましょう。レンガでもブロックでも、どちらでもかまいませんが、必ず2個用意してください。イラストでは、レンガ2個の上に銅板を平置きしました。そして、ガストーチに火をつけ、全体を万遍なく熱します。銅板が薄い場合、熱しすぎると湾曲することもありますので、注意してくださいね。
バケツに水を用意しておき、火を通し終わった銅板に、いっきに水をかけて、冷やしましょう。銅は、真鍮(しんちゅう)とは異なり、1種類の金属のみですので、火を通してから水につけて、冷却することができます。水をかけて冷やせば「なまし」の作業は終了です。表面を乾いたタオルなどでよく拭いて、水分をぬぐいとってくださいね。
次は、銅板にサイズを描き込んで、木製パーツにまき込む為の作業に入ります。「なまし」のおかげで、銅板は切ったり曲げたりしやすい硬さになっていますので、きっとうまくいきますよ!お楽しみに。