春にまいた種が、すくすくと成長して、夏の訪れと共に美しい花を咲かす。写真は、眩しい黄色の「マリーゴールド」です。
マリーゴールドは、赤やオレンジ、珍しい種の白やクリーム色など、色とりどりの開花を楽しむことができるんですよ。そして、なんといっても、とってもロマンチックな気分で育てる花物語があるのが、一番のお勧めポイント!
「マリア様の黄金の花」とよばれるこの花は、聖母マリア様の祝日に咲きました。花言葉は、黄色の花が「健康・可憐な愛情」オレンジは「予言・真心」です。とっても神聖で、乙女チックな意味のある花ですね。また、マリーゴールドの伝説は、ギリシャ神話で一途な愛を語っています。
・・・・・・昔、太陽神にあこがれた「カルタ」という乙女がいたそうです。カルタは夜毎眠らず、毎朝、日の出を待つほど激しく恋焦がれていました。太陽神への想いの深さは、カルタの体を痩せ細らせ、最後には肉体を失い魂となってしまったそうです。その魂は、太陽に吸い込まれ、カルタの立っていた場所には、一輪のマリーゴールドが生まれたと語りつがれています。
是非、あなたのご自宅のベランダやテラスに、美しいマリーゴールドを飾ってください。素敵なロマンチックデコレーションになりますよ!
-----------キク科に属する春まき一年草。日当たりの良い場所で育てることが株を強く育て、花つきをよくするコツです。初夏から花を咲かせますが、夏越え後の秋の開花が、とくに頻繁に花を咲かせます。鉢植で育てる場合は、風通しにもご注意を!