花びらの色が、黄色とピンクのグラデーションを見せています。柔らかな桃色が、とってもキュートな花ですね。別名「しちへんげ」と呼ばれる「ランタナ」です。
1cmぐらいの小さな花が、たくさん集まって丸い形をつくります。花が咲いた後には、花びらの色が、だんだん変わっていきます。写真は、黄色い花が、ピンク色に変わっていった、終りごろの様子です。他にも、花色はたくさんあり、白からピンクに変わるものもありますよ。花が咲き終わった後につく、実の色も緑から青に、青から黒にと変わっていきます。花も実も彩を変える、まさに「七変化」です。
一見、移り気のようなイメージですが、花言葉は「合意」「協力」「確かな計画性」と、しっかりしたイメージ。同じではなく、変わっていくことに対するポジティブな意味が込められていますね。
複数の花が集まって、美しく咲くことに合意し、協力して丸い球状に咲く。時を迎え、過ぎれば、約束したかのように、その色を変えていきます。計画性のある変化です。世の中も常に同じではありません。ランタナのように、美しく変化したいですね!
-----------熱帯アメリカが原産のクマツヅラ科の常緑低木です。日当たり、水はけ共に良い場所に植えましょう。真夏の強い日差しにも耐えられる種で、一定の温度を保てれば、1年中花を咲かせてくれます。緑の葉が、水切れに弱いので真夏は、朝夕の2回水をやります。さし木で増やせる品種ですので、5月や9月に新しく伸びた枝を15cmぐらいの長さに切って、川砂にさします。