和風のマテリアルといえば、焼き物ですね。写真のよな樹木と木肌の美しい自然美を活かした和モダンなコーディネートには、瀬戸や益子など、素朴な陶器が似合います。
ご紹介するアイテムは、整った陶器ではなく、ちょっとアクセントに形を加工した逸品『窯肌破れ壺』です。割れてしまった壺を花瓶代わりにしているわけでは、ありません。背の高いグリーンと丈の低い草花を同時にコーディネートして、しかも、情緒的なスタイルにするために考えられた鉢です。
グリーンは、壺の口の部分から真っ直ぐに伸びます。葉の長い柳のような雰囲気の枝葉は、割れたようなイメージの前面の開口から顔を出します。赤く染まった紅葉を想わせる枝は、ちょど中間の位置に配置されました。なかなか、他のアイテムでは見せることのできないレイアウトですね。
このプランターは、信楽焼(しがらきやき)でつくられています。ろくろを連想させるリング状のパターンと和の情緒を表現した釉(うわぐすり)のグラデーションが、ハンドメイドのように仕上れています。
和の空間に、古きよき時代・骨董のようなエッセンスを加える素敵なイメージアイテム。きっと、ご自宅の玄関を飾るグリーン&フラワーコーディネートを、奥ゆかしく、美しくデコレートしてくれます。お勧めですよ!