とても豪華なイメージの花。薔薇です。写真は、黄色い大輪の薔薇で、名前は「ヘンリーフォンダ」。
深い黄色の花びらが、鮮やかですね。とても強い品種で、花の色が褪せないことが、特徴です。12cmの大きさに花開き、直立性の樹形は、地面から真っ直ぐに立ち、高さは1.2mにも育ちます。花びらの数も20~25枚と幾重にも重なり、とても存在感がありますね。
春夏秋冬に美しい花を咲かせる四季咲きの薔薇。みなさんご存知の、アメリカの名優・ヘンリーフォンダが、この黄色い薔薇をこよなく愛したといわれています。このアカデミー賞俳優にちなんで付けられた名前です。
黄色い薔薇の花言葉は、「あなたを恋します」「友情」です。でも、ちょっと寂しい花言葉も多く「薄らぐ愛」などの意味もあります。美しさとは裏腹に悲しい意味と儚さを感じさせますね。初夏に見る「ヘンリーフォンダ」は、とても美しく気高いイメージです。花の色と同じように、色あせない恋する想いを伝えるかのように、いきいきと咲いています。
----------ヘンリーーフォンダは、第2次世界大戦後、除隊した後に、1946年の『荒野の決闘』でワイアット・アープを好演しました。OK牧場の決闘を描いた名作です。フォンダ自身も「数少ない納得できた作品」と語っている出来栄えの映画。19467年『逃亡者』、1948年『アパッチ砦』でも、ジョン・ウェインと並びフォード映画になくてはならない主演俳優となりました。1981年『黄昏』は、翌1982年にアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞を受賞する代表的な映画です。