今回は、寸法を記入した材料から、基準になる1本のパーツを切り出します。丸棒、角材、細い丸棒と、材料によって若干加工の際に注意が必要!
丸棒は、クランプで固定するときに、当て木を挟み込みますが、このあて木にちょっと一工夫。細長いもう1枚の当て木を先に釘止めしておきます。細長い当て木は、丸棒と同じ高さのものを用意しましょう。イラストのようにL型になるようにつくります。これで、のこぎりを挽いても、丸棒が転がってクランプが外れることはありません。角材は、当て木を挟んでクランプ止め。細い丸棒は、太い丸棒のときと同様に、丸棒の太さと同じ高さのもう1枚の当て木をL字に釘止めして使います。
基準の材料を切り出したら、材料の固定位置をかえましょう。基準のパーツを固定した材料の上に重ねて、のこぎりの刃のガイドにして挽けば、同じ長さの材料が切り出せます。それぞれ、丸棒、角材、細い丸棒ともに、同じ要領で必要数の材料をカットしましょう。
のこぎりは、どの材料も横引きの細かい刃を使います。基準の1本目をカットするときは、最初は力をあまり入れずに軽めにのこぎりを挽き、だんだん力を入れていきます。引く時に力を入れるのが和製の両刃のこぎりを使うコツです。
基準パーツをガイドに2本目以降をカットするときは、最初から強めの力で挽いても大丈夫です。次回は、削る彫るための加工準備をご紹介します。お楽しみに!