都会でも、地方の自然豊かな場所でも、5月には至るところで美しい花を咲かせるのが「つつじ」です。みなさんも紫や赤、白のつつじを出勤途中や買い物の途中に見かけませんか。
写真は、つつじの中の「大紫」という品種です。赤紫色の大きめの花を咲かせる代表的な品種で、遠いとおい昔、江戸時代の中期に生まれました。街中でよく見かける理由は、とても丈夫な品種だから。公園や道路などに植えられているんですね。
つつじの花言葉は「愛の喜び」「情熱」「初恋」と、おとなしい雰囲気の、花のイメージとは、ちょっと違った情熱的な意味があります。毎日、当たり前に通る道端で、つつじに出会ったら、ちょっと足を止めてください。あなたの疲れもきっと癒えるはずですよ。
-----------「つつじ」は、日本人に最も親しまれている植物の一つで、とても古くから栽培されています。一般的にはサツキを除く、半常緑性のヤマツツジの仲間(ツツジ属ヤマツツジ節)を総称として「つつじ」と呼んでいます。ヤマツツジの仲間は、約90種。アジア東部に分布します。日本には17種が自生し、江戸時代中期に、本霧島や白琉球、大紫など、現在も数多く栽培される園芸品種がつくられました。 品種改良されたつつじは、とても育てやすく、庭植えはもとより、鉢植えでも育てられます。ちょっとベランダやテラスで、園芸感覚で育ててみてはいかがでしょうか。