まるで、真夏の空と海のように濃いブルーの花「ファセリア・カンパヌラリア」です!でも、実はこの花はとても暑さに弱い品種、水はけもよくないと枯れてしまいます。越冬も無理という、デリケートな花なんです。たくさんの花を賑やかに咲かせるというよりは、釣鐘状の花を一つひとつを色鮮やか散りばめるような、優しい静かな花です。
写真は、ファセリア・カンパヌラリアの中でも、良く見かける「ブルーベル」という品種。蒼い釣鐘ですね。とても可愛らしい花で、直径2cmぐらいの大きさです。花丈は20~30cmですから、鉢植えにはぴったりのサイズですね!
花言葉は「山紫水明。山は日に映えて紫色に見え、川の水は澄んで清らかであること。山や川の景色が美しいことをいう。」と、とても気高く清らかなイメージです。空気も水も、山も空も、全てが汚れのない美しい環境を象徴する花。震災のために問題となっている原子力発電所。自然の偉大さと美しさの保護が大切なことに意識が高まっている今日に、窓辺で育てていただきたい花ですね。
----------ハゼリソウ科ファセリア属のカリフォルニア南部生まれの一年草です。花は5月~6月に咲きます。種まきは9月下旬~10月上旬で発芽適温は15~20度です。軒下などの霜よけできる場所やフレームで育て冬を越えましょう。耐寒性はあまり強くなく、暖地でも露地の越冬は困難なのでご注意を。高温多湿も苦手で、夏には枯れてしまいます。枝はよく分枝して横に広がるので、吊り鉢にも向いている品種です。