ワイヤーで『表札』をつくる⑫
これまで作成した「S」や「A」に比べると、とても簡単に見えるのが「T」です。カーリングと、ゆるい2つのR、途中と最後の折り返しで形をつくります。全体のバランスも最後に調整しやすい文字ですから、きっと上手にできますよ。
まずは、ワイヤーの先端をカーリングです。ごく普通の小さくも大きくもない基本的なカールを行いましょう。
カーリングができたら直線のワイヤーを上から下にヘアピン状に曲げ返します。カーリングを左に見て、曲げ返したワイヤーが後ろに回りこむ方向で、返してくださいね。
ヘアピン部分が小さくなるように、締め返したら、下に向かって伸びる直線のワイヤーを左上に「U」字を描くように曲げ返します。少しずつ大き目のRをつくっていく要領です。
「U」字になったら、左上に伸びる直線のワイヤーを下に折り曲げます。後ろ側に回るように折ってください。手前のRを描いたワイヤーに重ねるように右側の横位置にズラしせば完成です。
最後は余分なワイヤーをニッパーでカットしてください。全体の形は指で押さえながら最後に調整してくださいね。次回は「U」の字です。ここまで上手にできた方は、とっても簡単ですよ!