今回は、丸く輪をつくったワイヤーの連結です。ワイヤーアートで小物入れやちょっとしたワイヤーラックを作る場合などに、よく使われる基本的な技法です。覚えてくださいね。
材料を購入すると、ワイヤーは輪の状態で丸められて袋に入っていますね。この丸まった状態を利用しましょう。ちょうど、円を描ける長さの部分をニッパーでカットしてください。
カットできたら、イラストのように先端の一方の端から1cmぐらいの部分を摘みます。そして、ラジオペンチで先端を挟みましょう。ワイヤーを摘んだ指に力を入れて固定し、ラジオペンチを持った手を外側に返します。鍵型、フックの形に曲がりましたね。
次に、もう一方のワイヤーの先端も同じようにフックにします。これで、ワイヤーの両端を鍵型にできました。どちらか一方を、もう一方に対して垂直になるよう指先で捻じ曲げます。最終的にワイヤーの両端を引っ掛けますので、捻じ曲げる方向はイラストを参考にしてください。
ワイヤーの両端を引っ掛けたら、それぞれの鍵型をラジオペンチで締め付けて固定完了!作業の途中で、できるだけワイヤーの円を崩さないように注意してくださいね。きれいな輪をつくるコツですから。
次回は、2本のワイヤーを揃えて結合する束ねる基本技法をご紹介します。お楽しみに!